大麦の硝子質粒発生に及ぼす要因について Ⅰ.成熟期後の雨濡れの影響

大麦硝子質粒の発生要因について,登熟後半から成熟期以降の気象条件の影響について検討した.成熟期前後の硝子粒率の推移をみると,成熟期までは少しずつ増加し,それ以降は降雨後に極端に低下した.これは,子実水分が20%以下に低下後,雨濡れによる吸水とその後の乾燥により子実の構造が変化したためと考えられた....

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Published in北陸作物学会報 Vol. 52; pp. 49 - 51
Main Authors 井上, 健一, 和田, 陽介, 奥村, 華子, 中村, 真也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 北陸作物・育種学会 2017
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Summary:大麦硝子質粒の発生要因について,登熟後半から成熟期以降の気象条件の影響について検討した.成熟期前後の硝子粒率の推移をみると,成熟期までは少しずつ増加し,それ以降は降雨後に極端に低下した.これは,子実水分が20%以下に低下後,雨濡れによる吸水とその後の乾燥により子実の構造が変化したためと考えられた.
ISSN:0388-8061
2189-7417
DOI:10.19016/hokurikucs.52.0_49