ICRP国際シンポジウム“ICRP2023”に参加して

2023年11月7~9日、“ICRP2023”が東京で開催され、59カ国から708人が参加し、次の主勧告(2030年予定)に向けての活発な議論が行われた。日本放射線看護学会からは、4つのテーマ①看護職の放射線業務従事者の区分と放射線防護のあり方、②NuHAT (Nuclear Disaster Health Assistance Team)、③看護教育における放射線看護のあり方、および④日本の放射線防護関係法令における女性の放射線業務従事者の線量限度の設定について、ポスター発表を行った。放射線防護の体系を構築する際に、科学的エビデンス以外のさまざまなsocial valuesに配慮していくため...

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Published in日本放射線看護学会誌 Vol. 12; no. 1; pp. 13 - 17
Main Authors 小西, 恵美子, 加藤, 知子, 生田, 優子, 吉田, 浩二, 堀田, 昇吾, 草間, 朋子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本放射線看護学会 30.06.2024
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Summary:2023年11月7~9日、“ICRP2023”が東京で開催され、59カ国から708人が参加し、次の主勧告(2030年予定)に向けての活発な議論が行われた。日本放射線看護学会からは、4つのテーマ①看護職の放射線業務従事者の区分と放射線防護のあり方、②NuHAT (Nuclear Disaster Health Assistance Team)、③看護教育における放射線看護のあり方、および④日本の放射線防護関係法令における女性の放射線業務従事者の線量限度の設定について、ポスター発表を行った。放射線防護の体系を構築する際に、科学的エビデンス以外のさまざまなsocial valuesに配慮していくために、福島事故を含めた経験、ステークホルダーとのコミュニケーションのあり方が議論の中心になったシンポジウムであり、放射線防護において放射線看護学会、看護職が積極的に関与していくことの必要性が示唆された。
ISSN:2187-6460
2433-5649
DOI:10.24680/rnsj.RJ-12008