軸対称二核高スピンコバルト(II)錯体の磁化率解析ソフト「名称: MagSaki」の開発
二核高スピンコバルト(II)錯体の磁化率解析を行うことができるソフトウェア(名称: MagSaki)を新規に開発した。このソフトは,(1)等方的な正八面体型単核コバルト(II)錯体,(2)(三回軸または四回軸について)軸対称にひずんだ正八面体型単核コバルト(II)錯体,(3)等方的な二核コバルト(II)錯体,(4)軸対称にひずんだ正八面体型二核コバルト(II)錯体,(5)正四面体型で軌道角運動量を考慮しないコバルト(II)錯体の(スピンオンリーの)場合などについて,磁化率や有効磁気モーメントの解析を行うことができる。特に(4)の軸対称の二核コバルト(II)錯体の場合の取り扱いは,我々が開発した...
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Published in | Journal of Chemical Software Vol. 7; no. 4; pp. 171 - 177 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | English Japanese |
Published |
日本コンピュータ化学会
2001
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0918-0761 1883-8359 |
DOI | 10.2477/jchemsoft.7.171 |
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Summary: | 二核高スピンコバルト(II)錯体の磁化率解析を行うことができるソフトウェア(名称: MagSaki)を新規に開発した。このソフトは,(1)等方的な正八面体型単核コバルト(II)錯体,(2)(三回軸または四回軸について)軸対称にひずんだ正八面体型単核コバルト(II)錯体,(3)等方的な二核コバルト(II)錯体,(4)軸対称にひずんだ正八面体型二核コバルト(II)錯体,(5)正四面体型で軌道角運動量を考慮しないコバルト(II)錯体の(スピンオンリーの)場合などについて,磁化率や有効磁気モーメントの解析を行うことができる。特に(4)の軸対称の二核コバルト(II)錯体の場合の取り扱いは,我々が開発したもので,多くの方がこの方法を使えるようにという目的で開発した。 |
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ISSN: | 0918-0761 1883-8359 |
DOI: | 10.2477/jchemsoft.7.171 |