オオムギ黒節病に対する生育期薬剤散布による種子の汚染粒率低減効果

収穫した種子のオオムギ黒節病汚染粒率を低減するために,生育期の薬剤散布による効果を検討した。薬剤を生育期に散布し,収穫した種子を黒節病菌選択培地に置床して汚染粒率を調査した。その結果,オキシテトラサイクリン・ストレプトマイシン水和剤,オキソリニック酸水和剤,およびカスガマイシン・銅水和剤を散布した区では,黒節病汚染粒率低減効果が認められた。また,薬剤散布時期を検討したところ,茎立期前または節間伸長期の散布では効果が認められないが,出穂期前後に散布することで汚染粒率の低減効果が認められた。...

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Published in関東東山病害虫研究会報 Vol. 2014; no. 61; pp. 23 - 25
Main Authors 横須賀, 知之, 青木, 一美
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 関東東山病害虫研究会 01.12.2014
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ISSN1347-1899
1884-2879
DOI10.11337/ktpps.2014.23

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Summary:収穫した種子のオオムギ黒節病汚染粒率を低減するために,生育期の薬剤散布による効果を検討した。薬剤を生育期に散布し,収穫した種子を黒節病菌選択培地に置床して汚染粒率を調査した。その結果,オキシテトラサイクリン・ストレプトマイシン水和剤,オキソリニック酸水和剤,およびカスガマイシン・銅水和剤を散布した区では,黒節病汚染粒率低減効果が認められた。また,薬剤散布時期を検討したところ,茎立期前または節間伸長期の散布では効果が認められないが,出穂期前後に散布することで汚染粒率の低減効果が認められた。
ISSN:1347-1899
1884-2879
DOI:10.11337/ktpps.2014.23