街路樹の葉を用いた沿道大気中浮遊粒子の評価 葉付着粒子の形態学的分析と葉の元素マップからのアプローチ

都市域の沿道における大気中浮遊粒子の特徴を検討するために,道路交差点とその背後地の街路樹の葉表面に付着した粒子を対象に,SEM-EDXによる形態的分析とマイクロPIXE分析装置による葉の元素組成及び元素マップの分析を行った.葉表面に付着した粒子は周囲の大気中浮遊粒子の状態を反映し,元素状炭素の凝集粒子(DEP 主体)とAl,Si などのミネラル成分を主体としたキュービック粒子及び凝集粒子(道路粉じん)が確認された....

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Published in環境技術 Vol. 45; no. 2; pp. 87 - 93
Main Authors 及川, 将一, 齊藤, 勝美, 松井, 敏彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 環境技術学会 2016
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ISSN0388-9459
1882-8590
DOI10.5956/jriet.45.87

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Summary:都市域の沿道における大気中浮遊粒子の特徴を検討するために,道路交差点とその背後地の街路樹の葉表面に付着した粒子を対象に,SEM-EDXによる形態的分析とマイクロPIXE分析装置による葉の元素組成及び元素マップの分析を行った.葉表面に付着した粒子は周囲の大気中浮遊粒子の状態を反映し,元素状炭素の凝集粒子(DEP 主体)とAl,Si などのミネラル成分を主体としたキュービック粒子及び凝集粒子(道路粉じん)が確認された.
ISSN:0388-9459
1882-8590
DOI:10.5956/jriet.45.87