II.多発性骨髄腫の標準的治療戦略

多発性骨髄腫に対する治療は,自家末梢血幹細胞移植併用大量化学療法の開発,免疫調整薬・プロテアソーム阻害薬・抗体薬といった異なる機序を持つ新規治療薬の導入により,飛躍的に向上しつつある.様々な新薬が開発される中で,初回治療,再発時の治療ともに,複数ある治療選択肢の中から患者状態や病態に応じて最適な治療を選択していくことが求められる.予後因子に関しても,治療の変遷により変化していく可能性がある....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 112; no. 7; pp. 1195 - 1201
Main Author 志村, 勇司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 10.07.2023
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.112.1195

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Summary:多発性骨髄腫に対する治療は,自家末梢血幹細胞移植併用大量化学療法の開発,免疫調整薬・プロテアソーム阻害薬・抗体薬といった異なる機序を持つ新規治療薬の導入により,飛躍的に向上しつつある.様々な新薬が開発される中で,初回治療,再発時の治療ともに,複数ある治療選択肢の中から患者状態や病態に応じて最適な治療を選択していくことが求められる.予後因子に関しても,治療の変遷により変化していく可能性がある.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.112.1195