腹部大動脈瘤人工血管置換術後遠隔期の非吻合部仮性動脈瘤に対するEVAR—人工血管破綻部位同定に4D-CTが有効であった1例

腹部大動脈瘤人工血管置換術後20年以上経過した時点で人工血管ラッピング部の著明な拡大を認め,4D-CTにてY-graftの主幹部および分岐部が破綻したことによる仮性動脈瘤形成が原因であることが判明した症例にENDURANTのAorto-uni iliac graft(Medtronic Cardiovascular, Santa Rosa, CA, USA)を用いてEVARを施行し術後経過良好であった。通常の造影CTで診断がつかない人工血管破綻部の同定に4D-CTが有効であったので報告する。...

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Published in脈管学 Vol. 64; no. 2; pp. 35 - 39
Main Authors 川崎, 正和, 吉田, 俊人, 西村, 基記, 栗本, 義彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脈管学会 10.04.2024
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Summary:腹部大動脈瘤人工血管置換術後20年以上経過した時点で人工血管ラッピング部の著明な拡大を認め,4D-CTにてY-graftの主幹部および分岐部が破綻したことによる仮性動脈瘤形成が原因であることが判明した症例にENDURANTのAorto-uni iliac graft(Medtronic Cardiovascular, Santa Rosa, CA, USA)を用いてEVARを施行し術後経過良好であった。通常の造影CTで診断がつかない人工血管破綻部の同定に4D-CTが有効であったので報告する。
ISSN:0387-1126
1880-8840
DOI:10.7133/jca.24-00003