へき地に勤務する医師のための研修カリキュラム
へき地に勤務する医師の研修カリキュラムは確立していない. 研修施設や指導医に求められる条件も含め, へき地医療に従事する医師ばかりでなくすべての臨床医に必要な基本的素養も示した研修カリキュラムを作成した. このカリキュラムについて, 大学病院 (20名) と第一線医療機関 (4名) に勤務する医師に対し調査を行った. 大学の医師は, より長い研修期間が必要であり, 研修項目が多すぎると回答するものが多く, 第一線医療機関の医師はへき地医療を目指す医学生・研修医にとって有用であると回答した. へき地に勤務する医師のための研修カリキュラムを策定することで, 研修の改善を図ることが必要である....
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Published in | 医学教育 Vol. 34; no. 4; pp. 229 - 235 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本医学教育学会
25.08.2003
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Subjects | |
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Summary: | へき地に勤務する医師の研修カリキュラムは確立していない. 研修施設や指導医に求められる条件も含め, へき地医療に従事する医師ばかりでなくすべての臨床医に必要な基本的素養も示した研修カリキュラムを作成した. このカリキュラムについて, 大学病院 (20名) と第一線医療機関 (4名) に勤務する医師に対し調査を行った. 大学の医師は, より長い研修期間が必要であり, 研修項目が多すぎると回答するものが多く, 第一線医療機関の医師はへき地医療を目指す医学生・研修医にとって有用であると回答した. へき地に勤務する医師のための研修カリキュラムを策定することで, 研修の改善を図ることが必要である. |
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ISSN: | 0386-9644 2185-0453 |
DOI: | 10.11307/mededjapan1970.34.229 |