誘導型マット工による自然侵入促進工（植生誘導工）の施工事例

• Published in: 日本緑化工学会誌 Vol. 33; no. 1; pp. 179 - 182
• Main Authors: 本多, 由里子, 木村, 正信, 石田, 和宏
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 日本緑化工学会 2007
• Subjects: 外来生物法; 植生誘導工; 法面緑化; 生物多様性; 自然侵入促進工; 誘導型マット; 飛来種子
• ISSN: 0916-7439; 0916-7439
• DOI: 10.7211/jjsrt.33.179

誘導型マット工は，法面に植生工を導入する際，外部から種子を持ち込まず，周辺植生から供給される飛来種子による緑化を目的とした自然侵入促進工（植生誘導工）である。飛来種子の捕捉機能や侵食防止機能を持つ誘導型マットを法面に敷設し，周辺から風により飛来する種子，鳥などによって運ばれる種子，地山に残存する種子や根系等の生育によって緑化を行う。この誘導型マットにより，施工1年以内に多くの侵入種が確認され，経年変化による種数増加や構成種の変化がみられたため，その施工事例を報告する。