VII.サルコペニア・フレイルとCKD

CKD患者は保存期からサルコペニア・フレイルを高率に合併する.これら老年症候群はCKDステージの進行とともに増え,透析期になると約半数で合併している.超高齢社会を迎えて,CKD患者のサルコペニア・フレイルはますます増えると予想される.サルコペニア・フレイルは,腎予後および生命予後の危険因子であるため,早い段階でこれらの存在に気づき,食事と栄養および身体活動性の両面から介入することが求められる....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 113; no. 5; pp. 805 - 811
Main Author 加藤, 明彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 10.05.2024
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.113.805

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Summary:CKD患者は保存期からサルコペニア・フレイルを高率に合併する.これら老年症候群はCKDステージの進行とともに増え,透析期になると約半数で合併している.超高齢社会を迎えて,CKD患者のサルコペニア・フレイルはますます増えると予想される.サルコペニア・フレイルは,腎予後および生命予後の危険因子であるため,早い段階でこれらの存在に気づき,食事と栄養および身体活動性の両面から介入することが求められる.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.113.805