VIII.慢性肝疾患に対する栄養療法
栄養療法は慢性肝疾患の基本的治療の一つである.慢性肝疾患では,蛋白・エネルギー低栄養のほか,さまざまな栄養・代謝障害の合併が,肝硬変合併症の発症,生命予後に関与している.生活の質の維持や予後改善には,適切な栄養食事療法が必要である.そのため,栄養アセスメントと管理栄養士の栄養指導,多職種連携による慢性肝疾患患者に対する栄養療法のトータルマネージメントと,治療としての栄養療法の確立が求められている....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 113; no. 1; pp. 62 - 68 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
10.01.2024
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.113.62 |
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Summary: | 栄養療法は慢性肝疾患の基本的治療の一つである.慢性肝疾患では,蛋白・エネルギー低栄養のほか,さまざまな栄養・代謝障害の合併が,肝硬変合併症の発症,生命予後に関与している.生活の質の維持や予後改善には,適切な栄養食事療法が必要である.そのため,栄養アセスメントと管理栄養士の栄養指導,多職種連携による慢性肝疾患患者に対する栄養療法のトータルマネージメントと,治療としての栄養療法の確立が求められている. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.113.62 |