保健医療系大学と地域包括支援センターによる認知症カフェの経過:アクションリサーチ

本研究は、認知症カフェ目白のわの経過より、保健医療系大学における認知症カフェとそれに関わった人の変化を明らかにすることを目的にアクションリサーチを行った。2023年1月から2024年8月の期間に目白のわは岩槻区南部圏域地域包括支援センター白鶴ホームをはじめ、サポーター住民、特別養護老人ホームまきば園、目白大学の作業療法学生と教員が協働して準備・開催した。開催から1年間で累計359名、そのうち認知症者とその家族は累計130名が参加した。認知症者とその家族は生活に明暗の変化がありながらも参加を継続し、サポーター住民においては認知症への認識を改め、学生は臨床実習なさがらの経験を大学構内で積んだことが...

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Published in作業療法学芸雑誌 Vol. 3; no. 1; pp. 19 - 28
Main Authors 野村, 健太, 小林, 幸治, 佐藤, 佐和子, 益山, 清美
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 埼玉県作業療法士会 30.06.2025
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ISSN2758-5921
DOI10.57563/otsaitama.3.1_19

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Summary:本研究は、認知症カフェ目白のわの経過より、保健医療系大学における認知症カフェとそれに関わった人の変化を明らかにすることを目的にアクションリサーチを行った。2023年1月から2024年8月の期間に目白のわは岩槻区南部圏域地域包括支援センター白鶴ホームをはじめ、サポーター住民、特別養護老人ホームまきば園、目白大学の作業療法学生と教員が協働して準備・開催した。開催から1年間で累計359名、そのうち認知症者とその家族は累計130名が参加した。認知症者とその家族は生活に明暗の変化がありながらも参加を継続し、サポーター住民においては認知症への認識を改め、学生は臨床実習なさがらの経験を大学構内で積んだことが明らかになった。
ISSN:2758-5921
DOI:10.57563/otsaitama.3.1_19