コロナ禍での理学療法~回復期病院における対応

東京湾岸リハビリテーション病院(以下,当院)は,160床の回復期リハビリテーション病棟であり,全患者の平均在院日数は77.8±45.8日である。コロナ禍において,当院でも面会制限,リハビリテーションの家族の参加の制限など,多くの感染防止対策を強いられてきた。そのなかで,意思決定の場として,新型コロナウイルス感染症に特化した対策委員会を組織し,大きく変動する状況下で,その時々に応じた感染防止対策とリハビリテーションの質を維持するための対応を検討してきた。本稿では,その対策について紹介し,その中で得た学びや,検討していくうえで重要であると感じたことをまとめた。依然として不安定なこの社会情勢下におい...

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Published in理学療法の科学と研究 Vol. 13; no. 1; pp. 13_15 - 13_19
Main Authors 井上, 靖悟, 立本, 将士, 結城, 千佳, 近藤, 国嗣
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 千葉県理学療法士会 22.02.2022
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Summary:東京湾岸リハビリテーション病院(以下,当院)は,160床の回復期リハビリテーション病棟であり,全患者の平均在院日数は77.8±45.8日である。コロナ禍において,当院でも面会制限,リハビリテーションの家族の参加の制限など,多くの感染防止対策を強いられてきた。そのなかで,意思決定の場として,新型コロナウイルス感染症に特化した対策委員会を組織し,大きく変動する状況下で,その時々に応じた感染防止対策とリハビリテーションの質を維持するための対応を検討してきた。本稿では,その対策について紹介し,その中で得た学びや,検討していくうえで重要であると感じたことをまとめた。依然として不安定なこの社会情勢下において,対応を検討するうえでの一助となれば幸いである。
ISSN:1884-9032
2758-3864
DOI:10.57476/srpt.13.1_13_15