コンバインドサイクル発電プラントの水質管理に関する新しい提案

再生可能エネルギーの導入拡大に伴い,今後はコンバインドサイクル発電プラントの起動停止操作が増加することが想定される。高頻度な起動停止により,りん酸塩腐食のリスクや停止時保管操作の作業負荷の増大が懸念され,その対策としてアンモニアのみで水処理を行うHigh-AVT(LO)が注目されている。そこで,本報では,High-AVT(LO)のメリットを活かした新しい水質管理手法について検討し,二酸化炭素混入時や微量の海水漏洩の検知手法や,High-AVT(LO)の特性を踏まえた水質監視計器の構成について創案した。...

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Published in火力原子力発電大会論文集 Vol. 73; no. 11; pp. 53 - 60
Main Authors 中, 土 雄 太, 木, 戸 遥, 岩, 藤 任 善, 濱, 崎 彰 弘
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 火力原子力発電技術協会 18.11.2022
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ISSN2187-929X
2187-929X
DOI10.14942/tenpes.73.53

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Summary:再生可能エネルギーの導入拡大に伴い,今後はコンバインドサイクル発電プラントの起動停止操作が増加することが想定される。高頻度な起動停止により,りん酸塩腐食のリスクや停止時保管操作の作業負荷の増大が懸念され,その対策としてアンモニアのみで水処理を行うHigh-AVT(LO)が注目されている。そこで,本報では,High-AVT(LO)のメリットを活かした新しい水質管理手法について検討し,二酸化炭素混入時や微量の海水漏洩の検知手法や,High-AVT(LO)の特性を踏まえた水質監視計器の構成について創案した。
ISSN:2187-929X
2187-929X
DOI:10.14942/tenpes.73.53