『医療情報技師育成事業のあり方を考える』―これまでの10年を振り返ってこれからの10年を展望する

【セッション抄録】 2003年に最初の医療情報技師が認定されて以降,2009年に最初の技師会として関西医療情報技師会が発足し,2022年現在では北は北海道から南は九州沖縄まで,各地域に職能団体が設立され,薬剤師など職域ごとの職能団体も設立された.職能団体というコミュニティがあることで,上級を含めた医療情報技師は自己研鑽や情報交換など,その能力を十二分に発揮できるようになっている.一方,医療情報技師の価値を理解してもらえず,その能力が適正に評価されていないという話もあり,こうした課題に技師会が寄与できる可能性がある.そこで,これまでの10年間の活動を,各地域技師会の視点で総括を行うと共に,本年立...

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Published in医療情報学 Vol. 43; no. 1; pp. 17 - 25
Main Authors 下川, 忠弘, 相坂, 琢磨, 大沼, 洋則, 岡田, 謙二郎, 原瀬, 正敏, 高井, 康平, 中田, 悠太, 渡邉, 春美, 吉田, 誠治, 山澤, 順一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本医療情報学会 22.05.2023
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Summary:【セッション抄録】 2003年に最初の医療情報技師が認定されて以降,2009年に最初の技師会として関西医療情報技師会が発足し,2022年現在では北は北海道から南は九州沖縄まで,各地域に職能団体が設立され,薬剤師など職域ごとの職能団体も設立された.職能団体というコミュニティがあることで,上級を含めた医療情報技師は自己研鑽や情報交換など,その能力を十二分に発揮できるようになっている.一方,医療情報技師の価値を理解してもらえず,その能力が適正に評価されていないという話もあり,こうした課題に技師会が寄与できる可能性がある.そこで,これまでの10年間の活動を,各地域技師会の視点で総括を行うと共に,本年立ち上げた全国医療情報技師会連絡協議会の目的参加者と共有し,意見交換をすることで,これからの10年を展望したい.
ISSN:0289-8055
2188-8469
DOI:10.14948/jami.43.17