3.Sheehan症候群

Sheehan症候群は分娩時の大出血またはショック後に下垂体の梗塞・壊死を生じ,これにより下垂体前葉機能低下症を呈する病態である.近年の産科技術の進歩によりその頻度は減少したが,分娩後かなりの期間後に低Na血症などの副腎不全を呈してはじめて診断される症例もある.本稿ではSheehan症候群について概説し,日常臨床において注意すべき点について述べる....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 97; no. 4; pp. 752 - 755
Main Author 肥塚, 直美
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2008
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.97.752

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Summary:Sheehan症候群は分娩時の大出血またはショック後に下垂体の梗塞・壊死を生じ,これにより下垂体前葉機能低下症を呈する病態である.近年の産科技術の進歩によりその頻度は減少したが,分娩後かなりの期間後に低Na血症などの副腎不全を呈してはじめて診断される症例もある.本稿ではSheehan症候群について概説し,日常臨床において注意すべき点について述べる.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.97.752