若手の会だより 第64回生物物理若手の会夏の学校のすすめ

「私と夏の学校の出会い」若手の会? 夏の学校? そんなの意識高い人しかいないでしょ. 私には関係ない話. 研究室配属以前はバイト三昧だった私にとって, 研究室という環境はまさに異世界で, しかも実験は失敗続き, なんとなく研究を後ろ向きに捉えてやさぐれていた学部4年生. 先輩が校長を務めているという第60回夏学へ (半ば強制的に) 参加登録しました. 待っていたのは, たくさんの「かっこいい研究者」たち. 意識が高いなんて皮肉を飛び越えるような研究への熱量と活気に, 強い憧れを抱きました. 努力の矛先を探して空虚だった私は, 目標を見つけたのです. 申し遅れました. 私は第64回生物物理若手の...

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Published in生物物理 Vol. 64; no. 3; pp. 168 - 169
Main Author 武井, 梓穂
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本生物物理学会 2024
日本生物物理学会
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ISSN0582-4052
1347-4219
DOI10.2142/biophys.64.168

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Summary:「私と夏の学校の出会い」若手の会? 夏の学校? そんなの意識高い人しかいないでしょ. 私には関係ない話. 研究室配属以前はバイト三昧だった私にとって, 研究室という環境はまさに異世界で, しかも実験は失敗続き, なんとなく研究を後ろ向きに捉えてやさぐれていた学部4年生. 先輩が校長を務めているという第60回夏学へ (半ば強制的に) 参加登録しました. 待っていたのは, たくさんの「かっこいい研究者」たち. 意識が高いなんて皮肉を飛び越えるような研究への熱量と活気に, 強い憧れを抱きました. 努力の矛先を探して空虚だった私は, 目標を見つけたのです. 申し遅れました. 私は第64回生物物理若手の会夏の学校 (以下夏学) の教頭を務めております, 武井と申します. 「教頭」という役職は生物物理夏の学校独自の名称であり, 有り体に申し上げれば副実行委員長ということになります.
ISSN:0582-4052
1347-4219
DOI:10.2142/biophys.64.168