海外だより ミュンヘン,MPIBでの研究
「はじめに」ドイツ, ミュンヘンにあるMax-Planck-Institute of Biochemistry(MPIB)のPetra Schwille groupにてポスドクとして約4年過ごした後, 2024年7月から東京大学大学院理学系研究科物理学専攻, 川口研究室に助教として着任しました. これまでは博士課程, ポスドクと一貫して, 細胞モデル(人工細胞)を用いたタンパク質の持つ高次機能(パターン形成や細胞分裂など)の再構成研究をしてきました. 帰国のタイミングと前後して海外だよりの執筆依頼を頂いたので適任でないのではと思いましたが, 折角の機会ですのでミュンヘンでの生活を振り返ってみて...
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Published in | 生物物理 Vol. 65; no. 2; pp. 118 - 119 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本生物物理学会
2025
日本生物物理学会 |
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Summary: | 「はじめに」ドイツ, ミュンヘンにあるMax-Planck-Institute of Biochemistry(MPIB)のPetra Schwille groupにてポスドクとして約4年過ごした後, 2024年7月から東京大学大学院理学系研究科物理学専攻, 川口研究室に助教として着任しました. これまでは博士課程, ポスドクと一貫して, 細胞モデル(人工細胞)を用いたタンパク質の持つ高次機能(パターン形成や細胞分裂など)の再構成研究をしてきました. 帰国のタイミングと前後して海外だよりの執筆依頼を頂いたので適任でないのではと思いましたが, 折角の機会ですのでミュンヘンでの生活を振り返ってみて, 何か参考になるようなことが書ければ幸いです. 「きっかけ」もともと海外志向が強かった訳ではないのですが, 博士課程でいくつかの海外学会(Biophysical Society(BPS)の年会など)に参加した際, もう少し外に目を向けた方がいいのかなと漠然と感じ始めました. |
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ISSN: | 0582-4052 1347-4219 |
DOI: | 10.2142/biophys.65.118 |