3.C型慢性肝炎に対する抗ウイルス療法の新たな展開―Peg-IFN/ribavirin併用療法と新規抗ウイルス療法

難治性C型慢性肝炎に対するPeg-IFN/ribavirin併用療法の著効率は約50%であり,治療効果の向上のためには,長期投与や副作用予防などの対策が必要である.また,早期の治療への反応性に基づいて治療効果予測を行うことにより,治療中の各時点で,治療の継続または中止を検討していくことも重要である.一方,NS3-4Aプロテアーゼ阻害薬の臨床試験が進んでおり,Peg-IFN(+ribavirn)との併用により,強力な抗ウイルス効果が期待できる....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 97; no. 1; pp. 75 - 81
Main Author 平松, 直樹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2008
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.97.75

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Summary:難治性C型慢性肝炎に対するPeg-IFN/ribavirin併用療法の著効率は約50%であり,治療効果の向上のためには,長期投与や副作用予防などの対策が必要である.また,早期の治療への反応性に基づいて治療効果予測を行うことにより,治療中の各時点で,治療の継続または中止を検討していくことも重要である.一方,NS3-4Aプロテアーゼ阻害薬の臨床試験が進んでおり,Peg-IFN(+ribavirn)との併用により,強力な抗ウイルス効果が期待できる.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.97.75