覚醒中の合併症(副作用)に対し麻酔科医としてできること
Awake Craniotomy(AC)の術中麻酔管理では,術中に患者を覚醒させる必要があるためにさまざまな副作用(合併症)が発生する.ACの麻酔を「上手に」行ううえで重要な点は,起こりうる合併症を想定したうえで術前評価を行い,それが発生しないよう患者の覚醒前に予防策をとることであると考える.ACは麻酔科として総合的な知識・技量が求められる挑戦的な手術であるが,麻酔科医として,患者の術前評価を適切に行い,十分な予防策を講じたうえで,合併症発症時には迅速かつ適切に対応することが求められる....
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Published in | 日本臨床麻酔学会誌 Vol. 43; no. 1; pp. 60 - 67 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本臨床麻酔学会
15.01.2023
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Subjects | |
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ISSN | 0285-4945 1349-9149 |
DOI | 10.2199/jjsca.43.60 |
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Summary: | Awake Craniotomy(AC)の術中麻酔管理では,術中に患者を覚醒させる必要があるためにさまざまな副作用(合併症)が発生する.ACの麻酔を「上手に」行ううえで重要な点は,起こりうる合併症を想定したうえで術前評価を行い,それが発生しないよう患者の覚醒前に予防策をとることであると考える.ACは麻酔科として総合的な知識・技量が求められる挑戦的な手術であるが,麻酔科医として,患者の術前評価を適切に行い,十分な予防策を講じたうえで,合併症発症時には迅速かつ適切に対応することが求められる. |
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ISSN: | 0285-4945 1349-9149 |
DOI: | 10.2199/jjsca.43.60 |