アジア野生動物医学会は東アジアおよびオセアニア地域において野生動物感染症サーベーランスネットワークの中心的な組織に成り得る

アジア野生動物医学会は2006年に公式に設立された。本学会はアジア獣医科大学協議会の認定を受けている。年次大会は毎年実施されている。これまで20か国から参加者があり,600題について発表が行われた。また,動物園獣医師のネットワーク化についても議論が行われている。次の段階としてアジア地域における保全医学と動物園動物医学のネットワーク化を推進するため,アジア野生動物医学会運営委員会はディプロマの認定を開始した。認定を開始するにあたりAsian College of Conservation Medicineが学会内に組織された。さらに本学会が主体となりWildlife Disease Associ...

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Published in日本野生動物医学会誌 Vol. 19; no. 2; pp. 45 - 48
Main Author 大沼, 学
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 日本野生動物医学会 30.06.2014
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ISSN1342-6133
2185-744X
DOI10.5686/jjzwm.19.45

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Summary:アジア野生動物医学会は2006年に公式に設立された。本学会はアジア獣医科大学協議会の認定を受けている。年次大会は毎年実施されている。これまで20か国から参加者があり,600題について発表が行われた。また,動物園獣医師のネットワーク化についても議論が行われている。次の段階としてアジア地域における保全医学と動物園動物医学のネットワーク化を推進するため,アジア野生動物医学会運営委員会はディプロマの認定を開始した。認定を開始するにあたりAsian College of Conservation Medicineが学会内に組織された。さらに本学会が主体となりWildlife Disease Associationのアジアセクションを設立する準備を開始する予定である。このような活動実績から,アジア野生動物医学会は東アジアおよびオセアニア地域において,野生動物感染症サーベーランスネットワークの中心的な組織に成り得ると考えられる。
ISSN:1342-6133
2185-744X
DOI:10.5686/jjzwm.19.45