訪問看護ステーションにおける慢性呼吸器疾患療養者の高齢化に伴う諸問題と支援

訪問看護を利用する慢性呼吸器疾患の療養者は,高齢者が多い.さらに数年~10年以上の期間で訪問看護を利用する療養者もおり,そのプロセスの中で療養者は疾患進行以外にも加齢に伴う心身機能や在宅環境に変化が生じている.例えば,認知機能の低下,家族の介護負担,自身の状態変化を他者に発信できない自己管理能力の衰えなどである.訪問看護では,このような療養者の多様な変化に伴走しながら,療養者が望む在宅生活の継続を支援している.そのためには,多施設多職種と協働する必要があり,さらには必ずおとずれる終末期及び最期に関する支援も欠かせない.今回は,訪問看護における療養者への実際の支援を紹介する....

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Published in日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 Vol. 31; no. 1; pp. 75 - 78
Main Authors 山路, 聡子, 梨木, 恵実子, 中野, かおり
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 26.12.2022
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ISSN1881-7319
2189-4760
DOI10.15032/jsrcr.31.75

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Summary:訪問看護を利用する慢性呼吸器疾患の療養者は,高齢者が多い.さらに数年~10年以上の期間で訪問看護を利用する療養者もおり,そのプロセスの中で療養者は疾患進行以外にも加齢に伴う心身機能や在宅環境に変化が生じている.例えば,認知機能の低下,家族の介護負担,自身の状態変化を他者に発信できない自己管理能力の衰えなどである.訪問看護では,このような療養者の多様な変化に伴走しながら,療養者が望む在宅生活の継続を支援している.そのためには,多施設多職種と協働する必要があり,さらには必ずおとずれる終末期及び最期に関する支援も欠かせない.今回は,訪問看護における療養者への実際の支援を紹介する.
ISSN:1881-7319
2189-4760
DOI:10.15032/jsrcr.31.75