[原著] SRリテラシー:ストーマリハ学将来の到達点

50年余りのSR臨床と研究からえた現在の内面的な個人的到達点を紹介し、今後の抱負をビッグデータ ダイナミックシステム(BDDS)に託して、より深いSR学の将来到達点を探る。 SRがリテラシーとして到達している現在は、局所の医療からヒト全体を視野に入れた医療へと発展してきている。日常から臨床経験を科学的に分析することによって、自分なりの定理や原理に到達する。単に帰納するだけでなく、会得したものを演繹することによって、症例ごとの裏にあるものが見えてくるようになる。  表裏一体現象の発見からさらに敷術していく時、Qなるもの(時空を超えて流転変転しながら全一統体として永久に続く)に到達する。これの臨床...

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Published in日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌 Vol. 29; no. 3; pp. 73 - 76
Main Author 進藤, 勝久
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会 2013
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Summary:50年余りのSR臨床と研究からえた現在の内面的な個人的到達点を紹介し、今後の抱負をビッグデータ ダイナミックシステム(BDDS)に託して、より深いSR学の将来到達点を探る。 SRがリテラシーとして到達している現在は、局所の医療からヒト全体を視野に入れた医療へと発展してきている。日常から臨床経験を科学的に分析することによって、自分なりの定理や原理に到達する。単に帰納するだけでなく、会得したものを演繹することによって、症例ごとの裏にあるものが見えてくるようになる。  表裏一体現象の発見からさらに敷術していく時、Qなるもの(時空を超えて流転変転しながら全一統体として永久に続く)に到達する。これの臨床応用に言及すれば、医師/看護師は患者/家族と一体化することによって、SR的医療が成立することに気付く。
ISSN:1882-0115
2434-3056
DOI:10.32158/jsscr.29.3_73