炎症性腸疾患の診断と治療におけるAIの現状

人工知能(AI)を用いた技術が,炎症性腸疾患(IBD)の診療において重要な役割を果たすことが期待されている.AIは特に内視鏡分野に応用されており,IBDの病態把握を向上させる報告がされている.これらのAIによる内視鏡診断技術は,診断の精度向上,内視鏡画像解釈のばらつきの軽減,そして臨床医の意思決定プロセスの支援を目的としている.AIを活用することで,医療提供者はより個別化された効果的な治療を提供する可能性が高まり,最終的にはIBD診療における患者の治療結果を改善させることが期待されている....

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Published in昭和医科大学雑誌 Vol. 85; no. 3; pp. 193 - 198
Main Authors 小形, 典之, 林, 武雅, 若村, 邦彦, 三澤, 将史, 工藤, 進英, 一政, 克朗, 前田, 康晴, 馬場, 俊之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 昭和医科大学学士会 2025
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ISSN2759-8144
2759-8152
DOI10.14930/jsmu.85.3_193

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Summary:人工知能(AI)を用いた技術が,炎症性腸疾患(IBD)の診療において重要な役割を果たすことが期待されている.AIは特に内視鏡分野に応用されており,IBDの病態把握を向上させる報告がされている.これらのAIによる内視鏡診断技術は,診断の精度向上,内視鏡画像解釈のばらつきの軽減,そして臨床医の意思決定プロセスの支援を目的としている.AIを活用することで,医療提供者はより個別化された効果的な治療を提供する可能性が高まり,最終的にはIBD診療における患者の治療結果を改善させることが期待されている.
ISSN:2759-8144
2759-8152
DOI:10.14930/jsmu.85.3_193