山陽新幹線RC構造物に適用した表面被覆材料と断面修復材料の性能確認と補修効果の検証

1999年に山陽新幹線の高架橋等においてかぶりコンクリートの浮きが目立つようになり,コンクリート構造物の早期劣化が「山陽新幹線コンクリート問題」として社会問題化した.これを契機に,将来にわたって健全な状態で維持管理していくために必要な補修工法の適用の考え方を整理し,補修工事の品質向上等に活用することを目的として,各補修工法に関しての留意点を取りまとめた手引きを作成し活用してきている.本稿では,山陽新幹線高架橋等の補修に用いてきた表面被覆材料および断面修復材料の長期暴露試験等による性能確認と補修効果の検証について報告する....

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Published inインフラメンテナンス実践研究論文集 Vol. 1; no. 1; pp. 173 - 179
Main Authors 渡辺, 佳彦, 野村, 倫一, 荒巻, 智, 柏原, 茂
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 土木学会 2022
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Summary:1999年に山陽新幹線の高架橋等においてかぶりコンクリートの浮きが目立つようになり,コンクリート構造物の早期劣化が「山陽新幹線コンクリート問題」として社会問題化した.これを契機に,将来にわたって健全な状態で維持管理していくために必要な補修工法の適用の考え方を整理し,補修工事の品質向上等に活用することを目的として,各補修工法に関しての留意点を取りまとめた手引きを作成し活用してきている.本稿では,山陽新幹線高架橋等の補修に用いてきた表面被覆材料および断面修復材料の長期暴露試験等による性能確認と補修効果の検証について報告する.
ISSN:2436-777X
DOI:10.11532/jsceim.1.1_173