輸入真菌症とその問題点

まだ症例が数少ないとは言え近年の急速な増加により,輸入真菌症はどの医療機関でも遭遇しうる感染症となり,これにともない診療上のトラブルも増加している.一般的な真菌症との相違点,重要な鑑別診断は何か,どのような場合に疑うか,疑ったら最初に何が必要かといった知識の有無によってその後の経過が大きく左右される.一部では不幸な転帰を取る例も見られ,予想される今後の増加に備える必要がある....

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Bibliographic Details
Published inMedical Mycology Journal Vol. 53; no. 2; pp. 103 - 108
Main Author 亀井, 克彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本医真菌学会 2012
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ISSN2185-6486
2186-165X
DOI10.3314/mmj.53.103

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Summary:まだ症例が数少ないとは言え近年の急速な増加により,輸入真菌症はどの医療機関でも遭遇しうる感染症となり,これにともない診療上のトラブルも増加している.一般的な真菌症との相違点,重要な鑑別診断は何か,どのような場合に疑うか,疑ったら最初に何が必要かといった知識の有無によってその後の経過が大きく左右される.一部では不幸な転帰を取る例も見られ,予想される今後の増加に備える必要がある.
ISSN:2185-6486
2186-165X
DOI:10.3314/mmj.53.103