任意加熱による熱物性値の測定法に関する研究 : 第1報, 平板状試料における温度伝導率の測定
任意の境界条件下, よって任意の加熱条件下で平板試料の温度伝導率を測定する方法を示した. 熱伝導方程式のラプラス変換の一般解と, 試料内3位置での温度応答のラプラス積分より温度伝導率を与える式が定まる. 多くの数値実験を行って方法を検証し, 方法の性質を検討し, また各種実験誤差を評価した. 2種類の材料で行った実測実験の結果は, それぞれ他文献値と良く一致すること, 再現象は数%ほどであることを確かめた....
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Published in | 日本機械学会論文集 B編 Vol. 47; no. 415; pp. 470 - 477 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本機械学会
25.03.1981
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0387-5016 1884-8346 |
DOI | 10.1299/kikaib.47.470 |
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Summary: | 任意の境界条件下, よって任意の加熱条件下で平板試料の温度伝導率を測定する方法を示した. 熱伝導方程式のラプラス変換の一般解と, 試料内3位置での温度応答のラプラス積分より温度伝導率を与える式が定まる. 多くの数値実験を行って方法を検証し, 方法の性質を検討し, また各種実験誤差を評価した. 2種類の材料で行った実測実験の結果は, それぞれ他文献値と良く一致すること, 再現象は数%ほどであることを確かめた. |
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ISSN: | 0387-5016 1884-8346 |
DOI: | 10.1299/kikaib.47.470 |