輸入peanut mealのaflatoxinについて

1. インドネシア, 米国, インド, ブラジルより1968~1970年に輸入したpeanut meal 18点について, aflatoxinの汚染およびマイコフローラについて検討を加えた. 2. aflatoxin分析の結果, 試料18点中16点にaflatoxinを認めた. 米国産peanut mealは一般に汚染が少なく, 試料5点中2点にはaflatoxinを認めなかった. aflatoxinの多いものには1000ppb (=1ppm) 以上の試料があった. 3. マイコフローラ検索の結果, aflatoxin産生菌種であるAsp. flavusとAsp. parasiticusのほか...

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Published in食品衛生学雑誌 Vol. 12; no. 5; pp. 364 - 369
Main Authors 真鍋, 勝, 鶴田, 理, 杉本, 貞三, 南沢, 正敏, 松浦, 慎治
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 1971
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Summary:1. インドネシア, 米国, インド, ブラジルより1968~1970年に輸入したpeanut meal 18点について, aflatoxinの汚染およびマイコフローラについて検討を加えた. 2. aflatoxin分析の結果, 試料18点中16点にaflatoxinを認めた. 米国産peanut mealは一般に汚染が少なく, 試料5点中2点にはaflatoxinを認めなかった. aflatoxinの多いものには1000ppb (=1ppm) 以上の試料があった. 3. マイコフローラ検索の結果, aflatoxin産生菌種であるAsp. flavusとAsp. parasiticusのほかに, その他のマイコトキシン産生菌種である菌も数種検出した. peanut meal試料より分離したAsp. parasiticus 4タイプの4菌株はすべてaflatoxin BとGを産生し, Asp. flavusについては試験した39菌株のうち15菌株がaflatoxin Bのみを産生した.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.12.364