Fusarium roseum No. 117 (ATCC 28114) 接種米中のラット摂食阻害物質デオキシニバレノールとそのアセテートについて

Fusarium roseum No. 117を25°で15日間米粒培養すると, デオキシニバレノール (DON) は220ppm, 3-アセチルデオキシニバレノール (3-AC-DON) は160ppm蓄積された. この他に微量の新物質3, 15-ジアセチルデオキシニバレノールが単離された. 接種米に含まれるラット摂食阻害物質は主にトリコテセン画分に存在した. DONと3-AC-DONのED50値はそれぞれ100, 150ppmであり, また, それぞれ150, 200ppmでラットの体重増加は完全に抑制された....

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Published in食品衛生学雑誌 Vol. 19; no. 2; pp. 178 - 184_1
Main Authors 芳沢, 宅実, 白田, 隆茂, 諸岡, 信一
Format Journal Article
LanguageEnglish
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 1978
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Summary:Fusarium roseum No. 117を25°で15日間米粒培養すると, デオキシニバレノール (DON) は220ppm, 3-アセチルデオキシニバレノール (3-AC-DON) は160ppm蓄積された. この他に微量の新物質3, 15-ジアセチルデオキシニバレノールが単離された. 接種米に含まれるラット摂食阻害物質は主にトリコテセン画分に存在した. DONと3-AC-DONのED50値はそれぞれ100, 150ppmであり, また, それぞれ150, 200ppmでラットの体重増加は完全に抑制された.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.19.178