公共図書館における高齢者関連情報の位置付けと利用実態

超高齢社会を背景に,公共図書館において高齢者に関する情報(高齢者関連情報)の提供が進められている.本研究では,高齢者関連情報を得るためのチャンネルが多数用意されている中で,公共図書館において高齢者関連情報を得る意味,意義はどのようなものであるか,また,公共図書館において利用されている高齢者関連情報とは,どのようなものであるかとの問いを立て,質問紙(オンライン)調査と貸出状況調査を行なった.その結果,公共図書館において入手されている高齢者関連情報とは,加齢に伴う健康状態や人生観の変化に関連する情報であり,高齢者自らや家族,周囲の人々が高齢化しつつある 50 代以降の利用が多いことが明らかになった...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in情報メディア研究 Vol. 23; no. 1; pp. 1 - 9
Main Author 武田, 将季
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 情報メディア学会 10.08.2024
Online AccessGet full text
ISSN1348-5857
1349-3302
DOI10.11304/jims.23.1

Cover

More Information
Summary:超高齢社会を背景に,公共図書館において高齢者に関する情報(高齢者関連情報)の提供が進められている.本研究では,高齢者関連情報を得るためのチャンネルが多数用意されている中で,公共図書館において高齢者関連情報を得る意味,意義はどのようなものであるか,また,公共図書館において利用されている高齢者関連情報とは,どのようなものであるかとの問いを立て,質問紙(オンライン)調査と貸出状況調査を行なった.その結果,公共図書館において入手されている高齢者関連情報とは,加齢に伴う健康状態や人生観の変化に関連する情報であり,高齢者自らや家族,周囲の人々が高齢化しつつある 50 代以降の利用が多いことが明らかになった.
ISSN:1348-5857
1349-3302
DOI:10.11304/jims.23.1