(公社)埼玉県理学療法士会における装具療法地域連携対策委員会の活動報告と今後の課題について

下肢装具は歩行障害に対して広く用いられ、その効果は多くの書籍や文献で認められている。一方で下肢装具を活用する理学療法士の知識や技術が不足していることが問題となっている。そこで(公社)埼玉県理学療法士会では、令和3年度に装具の普及・啓発活動及び装具作製後のフォローアップを目的として、装具療法地域連携対策委員会を立ち上げた。初年度は、理学療法士対象の研修会を3回、他職種対象の研修会1回の計4回を開催した。理学療法士対象の研修会はすべて100名以上の参加者であった。令和4年度には、装具の修理や再作製に対応する医療施設一覧「装具マップ」の作成と装具使用者に関する実態調査を実施した。今後も装具活用の普及...

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Published in支援工学理学療法学会誌 Vol. 2; no. 2; pp. 80 - 85
Main Authors 中野, 克己, 石森, 翔太, 實, 結樹, 佐藤, 博文, 宮原, 拓也, 小川, 秀幸
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本支援工学理学療法学会 25.03.2023
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Summary:下肢装具は歩行障害に対して広く用いられ、その効果は多くの書籍や文献で認められている。一方で下肢装具を活用する理学療法士の知識や技術が不足していることが問題となっている。そこで(公社)埼玉県理学療法士会では、令和3年度に装具の普及・啓発活動及び装具作製後のフォローアップを目的として、装具療法地域連携対策委員会を立ち上げた。初年度は、理学療法士対象の研修会を3回、他職種対象の研修会1回の計4回を開催した。理学療法士対象の研修会はすべて100名以上の参加者であった。令和4年度には、装具の修理や再作製に対応する医療施設一覧「装具マップ」の作成と装具使用者に関する実態調査を実施した。今後も装具活用の普及・啓発やフォローアップにつながる研修会や活動を続けていく予定である。
ISSN:2436-6951
DOI:10.57302/jatpt.2.2_80