排尿蓄尿機能における中枢神経のネットワークについて

蓄尿と排尿という相反する排尿機能を理解するために多くの研究がなされてきた.膀胱に端を発する求心性神経のシグナルが大脳皮質に至って最終的に尿意として認知されるため,中枢神経を解明しないことには真の意味で排尿反射を理解できたとは言えない.近年の機能的脳画像によって,多くのことが解明されてきた.しかしながら,未だ不明な部分も多く,世界中で中枢神経のネットワークの解明に向けた研究が進んでいる.本ミニレビューでは,最近の知見および,本分野における近年のupdateについて報告する....

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Bibliographic Details
Published in自律神経 Vol. 57; no. 1; pp. 41 - 43
Main Author 橘田, 岳也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本自律神経学会 2020
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ISSN0288-9250
2434-7035
DOI10.32272/ans.57.1_041

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Summary:蓄尿と排尿という相反する排尿機能を理解するために多くの研究がなされてきた.膀胱に端を発する求心性神経のシグナルが大脳皮質に至って最終的に尿意として認知されるため,中枢神経を解明しないことには真の意味で排尿反射を理解できたとは言えない.近年の機能的脳画像によって,多くのことが解明されてきた.しかしながら,未だ不明な部分も多く,世界中で中枢神経のネットワークの解明に向けた研究が進んでいる.本ミニレビューでは,最近の知見および,本分野における近年のupdateについて報告する.
ISSN:0288-9250
2434-7035
DOI:10.32272/ans.57.1_041