DNAメタバーコーディングを用いたアメリカザリガニの食性解析
印旛沼近傍の用水路で採集したアメリカザリガニProcambarus clarkii を対象に,DNA メタバーコーディング法による食性解析を実施した.水生無脊椎動物(チビゲンゴロウHydroglyphus japonicus,ユスリカ科の1 種Chironomidae sp.,アメンボAquarius paludum paludum,イボカイミジンコHeterocypris incongruens,ヒメモノアラガイOrientogalba ollula,ハネコケムシ科の1 種Plumatellidae sp.)と陸生無脊椎動(オカダンゴムシArmadillidium vulgare,シワアリ属...
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Published in | 伊豆沼・内沼研究報告 Vol. 18; pp. 17 - 23 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益財団法人 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団
01.07.2024
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Summary: | 印旛沼近傍の用水路で採集したアメリカザリガニProcambarus clarkii を対象に,DNA メタバーコーディング法による食性解析を実施した.水生無脊椎動物(チビゲンゴロウHydroglyphus japonicus,ユスリカ科の1 種Chironomidae sp.,アメンボAquarius paludum paludum,イボカイミジンコHeterocypris incongruens,ヒメモノアラガイOrientogalba ollula,ハネコケムシ科の1 種Plumatellidae sp.)と陸生無脊椎動(オカダンゴムシArmadillidium vulgare,シワアリ属の1 種Tetramorium sp.)の計8 分類群が検出され,これまで本種による捕食が明確に記録されていない分類群も含まれていた.これらの無脊椎動物由来のDNAは生きて捕食された個体だけでなく死体や餌生物の胃腸内に含まれていた可能性も考えられるものの、本研究結果によりアメリカザリガニの食性の広さが改めて示された. |
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ISSN: | 1881-9559 2424-2101 |
DOI: | 10.20745/izu.18.0_17 |