「法定外健康診断」と「希死念慮のある労働者」をめぐる検討

職場における健康情報に関する法的課題については、産業保健法学上の重要なテーマであるとともに、現場の産業保健の実践においても対応に苦慮し判断に迷うことの多い課題である。本稿は、産業保健現場の具体的な課題として、法定外健診の扱い、希死念慮という危機管理的状況を例に問題提起を行い、さらに再度法学的な課題整理に位置付けていく構成としており、法学と産業保健実務のクロストークを通じた議論の深化、産業医・産業保健職の役割の提示を目指すものである。...

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Published in産業保健法学会誌 Vol. 3; no. 1; pp. 84 - 91
Main Authors 佐々木, 達也, 森本, 英樹, 島津, 美由紀, 泉, 陽子, 菰口, 高志
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本産業保健法学会 19.07.2024
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Summary:職場における健康情報に関する法的課題については、産業保健法学上の重要なテーマであるとともに、現場の産業保健の実践においても対応に苦慮し判断に迷うことの多い課題である。本稿は、産業保健現場の具体的な課題として、法定外健診の扱い、希死念慮という危機管理的状況を例に問題提起を行い、さらに再度法学的な課題整理に位置付けていく構成としており、法学と産業保健実務のクロストークを通じた議論の深化、産業医・産業保健職の役割の提示を目指すものである。
ISSN:2758-2566
2758-2574
DOI:10.57523/jaohl.3.1_84