個別支援計画としてのリハビリテーションをどう取り入れるか

障害者自立支援法の施行にともない重症心身障害児への医療, 福祉サービスの実施にあたっても個別支援計画の作成が義務付けられた. 重症心身障害児(者)(以下重症児)に対するリハビリテーションの目標は生命の維持, 体力の維持・向上, 身体機能の維持・向上をはかり, 生活の質: quality of life (QOL) の向上をはかることにある. これらの目標を達成していくためには, 重症児に関わるすべてのスタッフが重症児の障害を正しく理解し連携して継続的にアプローチすることが必要になる. 個別支援計画にはこれらリハビリテーションの目標, 方針が個々の患者が持つ問題点に即し具体的に盛り込まれることが...

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Published in医療 Vol. 61; no. 11; pp. 750 - 754
Main Author 羽島, 厚裕
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 国立医療学会 20.11.2007
国立医療学会
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ISSN0021-1699
1884-8729
DOI10.11261/iryo1946.61.750

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Summary:障害者自立支援法の施行にともない重症心身障害児への医療, 福祉サービスの実施にあたっても個別支援計画の作成が義務付けられた. 重症心身障害児(者)(以下重症児)に対するリハビリテーションの目標は生命の維持, 体力の維持・向上, 身体機能の維持・向上をはかり, 生活の質: quality of life (QOL) の向上をはかることにある. これらの目標を達成していくためには, 重症児に関わるすべてのスタッフが重症児の障害を正しく理解し連携して継続的にアプローチすることが必要になる. 個別支援計画にはこれらリハビリテーションの目標, 方針が個々の患者が持つ問題点に即し具体的に盛り込まれることが必要である.
ISSN:0021-1699
1884-8729
DOI:10.11261/iryo1946.61.750