在宅コロストメイトのかぶれの改善方法に対する検討

頻回にかぶれを繰り返すコロストメイトを対象に,かぶれの要因を調査により追求し,改善方法について1症例をとおして検討した。  その結果, 1 在宅者のかぶれはストーマの位置や形状による漏便ばかりでなく,医療者側の指導にも問題があることが明らかになった。 2 ストーマの位置や形状が悪く漏便がある症例に対して,家庭訪問を行ったところ,2回の指導でスキンケアの方法を覚えることができ,かぶれは改善した。  以上より在宅者のかぶれの改善方法として,個別的なケアを提供できるように,訪問看護等の確立や医療者側の指導の能力を向上させる必要性がある。...

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Published in日本ストーマリハビリテーション研究会誌 Vol. 3; no. 2; pp. 5 - 11
Main Authors 川島, 和代, 津田, 光世, 山口, 明夫, 真田, 弘美
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会 1987
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ISSN0912-0408
2759-7458
DOI10.32158/jssrs.3.2_5

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Summary:頻回にかぶれを繰り返すコロストメイトを対象に,かぶれの要因を調査により追求し,改善方法について1症例をとおして検討した。  その結果, 1 在宅者のかぶれはストーマの位置や形状による漏便ばかりでなく,医療者側の指導にも問題があることが明らかになった。 2 ストーマの位置や形状が悪く漏便がある症例に対して,家庭訪問を行ったところ,2回の指導でスキンケアの方法を覚えることができ,かぶれは改善した。  以上より在宅者のかぶれの改善方法として,個別的なケアを提供できるように,訪問看護等の確立や医療者側の指導の能力を向上させる必要性がある。
ISSN:0912-0408
2759-7458
DOI:10.32158/jssrs.3.2_5