外耳道炎及び鼓膜炎に対するOfloxacin耳用液の臨床効果について
20例の外耳道疾患 (急性外耳道炎4例, 慢性外耳道炎9例, 鼓膜炎7例) に0.3%OFLX耳用液の点耳を行い, 7日間の治療経過より次の結果を得た。 1) 臨床効果は有効以上の有効率が70.0%であった。 2) 細菌学的効果は除菌率が72.2%であった。 3) 副作用は全く認められなかった。 以上のような高い有効性, 安全性に加え, 使用し易い点 (室温保存可能等), 内服剤等他剤使用不能例においても使用可能である点等を考慮すると本剤の有用性は極めて高いものと判断された。...
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Published in | 耳鼻咽喉科展望 Vol. 33; no. Supplement4; pp. 607 - 621 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
耳鼻咽喉科展望会
15.08.1990
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ISSN | 0386-9687 1883-6429 |
DOI | 10.11453/orltokyo1958.33.Supplement4_607 |
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Summary: | 20例の外耳道疾患 (急性外耳道炎4例, 慢性外耳道炎9例, 鼓膜炎7例) に0.3%OFLX耳用液の点耳を行い, 7日間の治療経過より次の結果を得た。 1) 臨床効果は有効以上の有効率が70.0%であった。 2) 細菌学的効果は除菌率が72.2%であった。 3) 副作用は全く認められなかった。 以上のような高い有効性, 安全性に加え, 使用し易い点 (室温保存可能等), 内服剤等他剤使用不能例においても使用可能である点等を考慮すると本剤の有用性は極めて高いものと判断された。 |
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ISSN: | 0386-9687 1883-6429 |
DOI: | 10.11453/orltokyo1958.33.Supplement4_607 |