ソーシャルネットワークサービスを活用した学術大会の運営~第 6 回日本循環器理学療法学会学術大会の活動報告

<背景>第 6 回日本循環器理学療法学会学術大会(JSCVPT2022)ではソーシャルネットワークサービス(SNS),特に Twitter を活用した広報活動に力を注いだ.その方法や成果,課題についての活動報告を行う.<方法>SNS の運用を開始する前には SNS 活用方法に関する提案書を作成し,準備委員会,理事会の承認を得たうえで SNS の運用を開始した.学会の周知,演題数の増加,参加者数の増加,満足度向上といった各時期に対象者と目的を定めた広報活動を行った.<結果>学術大会の参加者は総計 1,002 名であり,過去最大規模であった.Twitter 上で...

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Published in循環器理学療法学 Vol. 2; no. 1; pp. 35 - 42
Main Authors 笠井, 健一, 山下, 真司, 堀田, 一樹, 角谷, 尚哉, 山本, 周平, 田畑, 稔
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 般社団法⼈ 日本循環器理学療法学会 31.03.2023
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Summary:<背景>第 6 回日本循環器理学療法学会学術大会(JSCVPT2022)ではソーシャルネットワークサービス(SNS),特に Twitter を活用した広報活動に力を注いだ.その方法や成果,課題についての活動報告を行う.<方法>SNS の運用を開始する前には SNS 活用方法に関する提案書を作成し,準備委員会,理事会の承認を得たうえで SNS の運用を開始した.学会の周知,演題数の増加,参加者数の増加,満足度向上といった各時期に対象者と目的を定めた広報活動を行った.<結果>学術大会の参加者は総計 1,002 名であり,過去最大規模であった.Twitter 上で会期中に #JSCVPT2022 をつけた投稿は 1,331 件であった.学術大会ホームページへの流入元については全体の 25.8%が SNS からの流入であった.会期後のアンケート(回答率 42.0%)では,全体の 22%が SNS を見て参加を決めたと回答されたが,会期中に公式アカウントから様々な情報を発信していたことを知っていたのは 46.2%であった.<結論>学術大会における広報活動に SNS を活用することは学術大会の新たな情報発信の方法になり得る可能性がある.
ISSN:2758-0350
DOI:10.69168/jcpt.2.1_35