AICA (4-amino-5-imidazole carboxylamide)の作用機序に関する一知見

近年核酸関連物質の臨床的応用について多くの業績がみられるようになつたが,purine nucleotideの前躯物質であるAICAを肝および腎疾患に経口的に投与したが,その臨床像に対してみとむべき影響を与えなかつた.しかしAICAの点滴静注によつて肝のBSPクリアランス値の増大をみとめたので,これについて若干の考察を加えた....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 50; no. 12; pp. 1289 - 1292
Main Authors 伊地知, 浜夫, 山下, 昌哉, 岸, 泰三, 森, 勝敬, 高橋, 良雄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 1962
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Summary:近年核酸関連物質の臨床的応用について多くの業績がみられるようになつたが,purine nucleotideの前躯物質であるAICAを肝および腎疾患に経口的に投与したが,その臨床像に対してみとむべき影響を与えなかつた.しかしAICAの点滴静注によつて肝のBSPクリアランス値の増大をみとめたので,これについて若干の考察を加えた.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.50.1289