ネブライザー濃度の経時的変化

抗生物質をネブライザーにて投与する場合, ジェットネブライザーでも超音波ネブライザーでも経時的に薬剤の濃縮がおこることを本学会において種々の薬剤で報告してきた。今回は3%耳科用ホスミシンSと1%ベストロン耳鼻科用液について検討したので報告する。ネブライザーはジェットネブライザーと超音波ネブライザーをもちいて行った。ネブライザー液の濃度の測定は吸入開始前および15分毎に行った。 その結果, 耳科用ホスミシンS, ベストロン耳鼻科用液の両液ともジェットネブライザーおよび超音波ネブライザーによる薬液濃度の上昇が認められた。...

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Published in耳鼻咽喉科展望 Vol. 41; no. Supplement1; pp. 17 - 21
Main Authors 臼井, 信郎, 大越, 俊夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 耳鼻咽喉科展望会 15.08.1998
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Summary:抗生物質をネブライザーにて投与する場合, ジェットネブライザーでも超音波ネブライザーでも経時的に薬剤の濃縮がおこることを本学会において種々の薬剤で報告してきた。今回は3%耳科用ホスミシンSと1%ベストロン耳鼻科用液について検討したので報告する。ネブライザーはジェットネブライザーと超音波ネブライザーをもちいて行った。ネブライザー液の濃度の測定は吸入開始前および15分毎に行った。 その結果, 耳科用ホスミシンS, ベストロン耳鼻科用液の両液ともジェットネブライザーおよび超音波ネブライザーによる薬液濃度の上昇が認められた。
ISSN:0386-9687
1883-6429
DOI:10.11453/orltokyo1958.41.Supplement1_17