Cranio-Cervical Junctionの血管病変

延髄・頚髄移行部の動静脈奇形2例と髄外動脈瘤1例に直達手術を行い, 良好な結果を得た.症例は46歳から65歳のいずれも男性で, 3例ともクモ膜下出血で発症し, 通常の脳血管撮影では出血源の発見が困難であった.文献的に同部位の血管病変の報告は少なく, 希なものと思われた.本論文では自験例の提示と共に, これまでの報告例とあわせて, 同部位の血管病変についてその発症様式, 診断法, 治療に関する考察を加えた....

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Published in脳卒中 Vol. 13; no. 5; pp. 410 - 416
Main Authors 斎藤, 桂一, 溝井, 和夫, 吉本, 高志
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本脳卒中学会 1991
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Summary:延髄・頚髄移行部の動静脈奇形2例と髄外動脈瘤1例に直達手術を行い, 良好な結果を得た.症例は46歳から65歳のいずれも男性で, 3例ともクモ膜下出血で発症し, 通常の脳血管撮影では出血源の発見が困難であった.文献的に同部位の血管病変の報告は少なく, 希なものと思われた.本論文では自験例の提示と共に, これまでの報告例とあわせて, 同部位の血管病変についてその発症様式, 診断法, 治療に関する考察を加えた.
ISSN:0912-0726
1883-1923
DOI:10.3995/jstroke.13.410