脳卒中後片麻痺における全身動作の回復過程に関する研究 予備的検討
脳卒中後片麻痺患者125名に対し32項目の全身動作テストを施行し,片麻痺の理学療法プログラムの再検討に役立つ以下の結果を得た. (1)動作の難易度は必ずしも「正常運動発達」の順序をとらない.(2)ある姿勢をとる動作のほうがその姿勢を保持することよりも困難である.(3)片膝立ちの健側前と患側前との差は,物につかまるか否かで達成率に大きな差がある.(4)全身動作テストと片麻痺機能テストとの相関は高い....
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Published in | リハビリテーション医学 Vol. 25; no. 5; pp. 377 - 381 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
社団法人 日本リハビリテーション医学会
01.09.1988
日本リハビリテーション医学会 |
Subjects | |
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ISSN | 0034-351X 1880-778X |
DOI | 10.2490/jjrm1963.25.377 |
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Summary: | 脳卒中後片麻痺患者125名に対し32項目の全身動作テストを施行し,片麻痺の理学療法プログラムの再検討に役立つ以下の結果を得た. (1)動作の難易度は必ずしも「正常運動発達」の順序をとらない.(2)ある姿勢をとる動作のほうがその姿勢を保持することよりも困難である.(3)片膝立ちの健側前と患側前との差は,物につかまるか否かで達成率に大きな差がある.(4)全身動作テストと片麻痺機能テストとの相関は高い. |
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ISSN: | 0034-351X 1880-778X |
DOI: | 10.2490/jjrm1963.25.377 |