脳動脈瘤クリッピング術後の長期追跡調査

脳動脈瘤治療においては, 従来からneck clipping術が広く行われてきた. しかし術後数年を経て動脈瘤が再発し, 再出血をきたすことが報告されるようになっている4)13)15-17)27)35). また初回手術時には, 認められなかった動脈瘤が新たに形成され, ここからの出血にも関心が高まっている19-22). また, 血管内手術の進歩により治療法を再検討すべき時期であるとされているが2)25), neck clipping術の長期成績を明らかにすることは, 今後の脳動脈瘤の適切な治療法を検討, 選択するうえでのよい指標になりうるものと考えられる....

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Published in脳卒中の外科 Vol. 30; no. 2; pp. 88 - 92
Main Authors 山田, 治行, 柿沼, 健一, 江塚, 勇, 高橋, 麻由, 原田, 篤邦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本脳卒中の外科学会 31.03.2002
日本脳卒中の外科学会
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ISSN0914-5508
1880-4683
DOI10.2335/scs.30.88

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Summary:脳動脈瘤治療においては, 従来からneck clipping術が広く行われてきた. しかし術後数年を経て動脈瘤が再発し, 再出血をきたすことが報告されるようになっている4)13)15-17)27)35). また初回手術時には, 認められなかった動脈瘤が新たに形成され, ここからの出血にも関心が高まっている19-22). また, 血管内手術の進歩により治療法を再検討すべき時期であるとされているが2)25), neck clipping術の長期成績を明らかにすることは, 今後の脳動脈瘤の適切な治療法を検討, 選択するうえでのよい指標になりうるものと考えられる.
ISSN:0914-5508
1880-4683
DOI:10.2335/scs.30.88