アメリカ西部カリフォルニア州およびその近郊に居住する大学生の排便習慣と健康に関する意識調査
アメリカ西部, カリフォルニア州および近郊に居住する男子48名, 女子146名を対象に排便習慣と健康に対する意識調査を実施した. 1) 食品群別摂取量に対する意識は男女とも「普通」が多かったが, 女子の方が肉類, 嗜好飲料類の摂取量を「少量」, 野菜類, 果実類を「多量」と答えた割合が多かった. 2) 男子に「欠食しない」が多かった. 男女とも4人のうち3人が健康に適した食生活を「している」, 「大体している」と答え, 望ましい1日の食品摂取量を知っていた. 3) 便秘と健康に関連性が「あると思う」が男子の約1/3, 女子の約半数であった. 男女とも約半数が排便は「便意のあるときでよい」とえた...
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Published in | 日本食生活学会誌 Vol. 13; no. 3; pp. 212 - 218 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本食生活学会
2002
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Online Access | Get full text |
ISSN | 1346-9770 1881-2368 |
DOI | 10.2740/jisdh.13.212 |
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Summary: | アメリカ西部, カリフォルニア州および近郊に居住する男子48名, 女子146名を対象に排便習慣と健康に対する意識調査を実施した. 1) 食品群別摂取量に対する意識は男女とも「普通」が多かったが, 女子の方が肉類, 嗜好飲料類の摂取量を「少量」, 野菜類, 果実類を「多量」と答えた割合が多かった. 2) 男子に「欠食しない」が多かった. 男女とも4人のうち3人が健康に適した食生活を「している」, 「大体している」と答え, 望ましい1日の食品摂取量を知っていた. 3) 便秘と健康に関連性が「あると思う」が男子の約1/3, 女子の約半数であった. 男女とも約半数が排便は「便意のあるときでよい」とえた. 4) 排便頻度と食物繊維を多く含む食品群の摂取量に対する意識には有意な関連性が認められなかった. 排便頻度が低い (週に3回以下, 便秘傾向) ほど排便は「便意のあるときでよい」の割合が多かったことから, 排便に対する認識が低い傾向があった. 男子では排便頻度が高いほど排便に要する時間が長かったが, 女子ではその逆であった. |
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ISSN: | 1346-9770 1881-2368 |
DOI: | 10.2740/jisdh.13.212 |