CTの腹部疾患に対する臨床的評価 2. 腎・後腹膜及び骨盤腔疾患

1977年1月から1978年8月までの間, 北野病院のEMI 5005を用い, 腎臓・後腹膜, 及び骨盤腔の疾患305例について, CTによる検索を行つた. この領域においてCTは極めて有用であり, 殊に下記の場合には他の検査では得られぬ情報を得ることができる. I. 腎臓・後腹膜:(1)腎腫瘍, 副腎腫瘍及びその他の後腹膜原発腫瘍の検索, (2)水腎症の検索, (3)後腹膜リンパ節病変の検索, (4)腹部大動脈瘤及び動脈硬化性変化の評価. II. 骨盤腔: (1)子宮腫瘍と卵巣腫瘍の鑑別診断, (2)膀胱腫瘍の検索, (3)骨盤骨・骨盤壁の病変の検索....

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Published in医療 Vol. 33; no. 6; pp. 567 - 577
Main Authors 百々, 義広, 西田, 寿男, 田中, 寛
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 国立医療学会 1979
医療同好会
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Summary:1977年1月から1978年8月までの間, 北野病院のEMI 5005を用い, 腎臓・後腹膜, 及び骨盤腔の疾患305例について, CTによる検索を行つた. この領域においてCTは極めて有用であり, 殊に下記の場合には他の検査では得られぬ情報を得ることができる. I. 腎臓・後腹膜:(1)腎腫瘍, 副腎腫瘍及びその他の後腹膜原発腫瘍の検索, (2)水腎症の検索, (3)後腹膜リンパ節病変の検索, (4)腹部大動脈瘤及び動脈硬化性変化の評価. II. 骨盤腔: (1)子宮腫瘍と卵巣腫瘍の鑑別診断, (2)膀胱腫瘍の検索, (3)骨盤骨・骨盤壁の病変の検索.
ISSN:0021-1699
1884-8729
DOI:10.11261/iryo1946.33.567