九州歯科大学教員の健康と生活習慣に関する研究

本研究は,九州歯科大学教員の健康と生活習慣に関する実態を明らかにし,日々の生活における課題を抽出することを目的として調査を行ったものである. 1.アンケート回答者の88.1%が現在の健康状態は良好であると回答した. 2.体力の自信度においては,68.3%が不安要素を持っていた. 3.臨床系教員においては,一日の生活リズムに不規則な傾向が顕著にみられた. 4.食事時刻については,一日を通して不規則になる傾向がみられた.特に臨床系教員は,昼食時刻と夕食時刻において不規則な傾向が顕著にみられた. 5.睡眠時間については,55.4%が6時間未満であった. 以上の調査結果より,体力の増進,安定した生活リ...

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Published in九州歯科学会雑誌 Vol. 62; no. 5; pp. 137 - 142
Main Authors 鯨, 吉夫, 木尾, 哲朗, 鱒見, 進一, 槙原, 絵理, 大住, 伴子, 西原, 達次
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 九州歯科学会 2008
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Summary:本研究は,九州歯科大学教員の健康と生活習慣に関する実態を明らかにし,日々の生活における課題を抽出することを目的として調査を行ったものである. 1.アンケート回答者の88.1%が現在の健康状態は良好であると回答した. 2.体力の自信度においては,68.3%が不安要素を持っていた. 3.臨床系教員においては,一日の生活リズムに不規則な傾向が顕著にみられた. 4.食事時刻については,一日を通して不規則になる傾向がみられた.特に臨床系教員は,昼食時刻と夕食時刻において不規則な傾向が顕著にみられた. 5.睡眠時間については,55.4%が6時間未満であった. 以上の調査結果より,体力の増進,安定した生活リズム,規則的な食事時刻の確保,睡眠時間の確保,などの課題を抽出することができた.今後,健康の維持増進プロジェクトやリフレッシュ対策を積極的に提言していきたいと考えている.
ISSN:0368-6833
1880-8719
DOI:10.2504/kds.62.137