看護職のキャリア開発と継続教育 いきいきと働けるマグネットホスピタルをめざして

• Published in: 日本農村医学会雑誌 Vol. 57; no. 6; pp. 838 - 843
• Main Author: 日本農村医学会
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 一般社団法人 日本農村医学会 2009; 日本農村医学会
• ISSN: 0468-2513; 1349-7421
• DOI: 10.2185/jjrm.57.838

「1. はじめに」司会(嶋田): 看護師不足と定着は管理者の長年の課題であった. 2006年診療報酬改定以降は, さらに看護師確保は厳しくなっている. 一方, マグネットホスピタルのように, 看護師をひきつけ看護師の採用と定着に成功している病院もある. マグネットホスピタルの条件は適切な人員配置, 柔軟な勤務体制, 看護師を専門職として自律性を重んじるなどキャリア開発と継続教育を支援していることがあげられている. また, 看護学生は入職理由を「継続教育が充実していること」「いきいきと楽しく働けること」「看護の質が高いこと」をあげている. そこで, 今回はマグネットホスピタルをめざして先駆的に取り組まれ, 成果をあげている4人の管理者の方々に発言をいただいた. 山下美智子氏は「キャリアラダー・目標管理を活用しての人材育成と評価 : 給与・手当との連動」, 松本俊子氏は「認定看護師として働く楽しさを広めるための活動」, 山本千賀子氏は「ISO9001マネージメントシステムと継続教育」, 清水久美子氏は「看護職がいきいきと働き続けられる職場環境:篠ノ井総合病院の実践」について発言され, 討論行ない, 参加者は看護師確保と定着のヒントを得ることができた.