桁橋の津波被害再現実験
2004年のインド洋大津波ではインドネシアやスリランカにおいて橋梁構造物が甚大な被害を受けた. 津波の作用に対する構造物の脆弱性評価に関しては家屋や建屋を対象として様々な研究事例が報告されている一方で, 津波の作用と橋梁構造物の被災との関係については研究事例が少なく, 未解明な点が多い. 以上より, 本研究では, スリランカで被災した桁橋の縮尺模型を製作し, これらに対する津波被害再現実験を実施し, 津波の浸水深さおよび津波流速と桁の形状寸法, 桁重量をパラメータとして津波の作用と桁の被害との関係を定量的に明らかにすることで, 桁橋に対する津波荷重の評価を行った....
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Published in | 海岸工学論文集 Vol. 53; pp. 801 - 805 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 土木学会
2006
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Summary: | 2004年のインド洋大津波ではインドネシアやスリランカにおいて橋梁構造物が甚大な被害を受けた. 津波の作用に対する構造物の脆弱性評価に関しては家屋や建屋を対象として様々な研究事例が報告されている一方で, 津波の作用と橋梁構造物の被災との関係については研究事例が少なく, 未解明な点が多い. 以上より, 本研究では, スリランカで被災した桁橋の縮尺模型を製作し, これらに対する津波被害再現実験を実施し, 津波の浸水深さおよび津波流速と桁の形状寸法, 桁重量をパラメータとして津波の作用と桁の被害との関係を定量的に明らかにすることで, 桁橋に対する津波荷重の評価を行った. |
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ISSN: | 0916-7897 1884-8222 |
DOI: | 10.2208/proce1989.53.801 |