エンジニアリングのための創造活動 製品やサービスを実装する活動を中心に
筆者は、過去40年間で350件のプロジェクトで技術的課題解決を行ってきた。その過程でイノベーションを生み出し、企業利益に貢献したこともあった。プロダクトアウトする製品やサービスがイノベーションを起こすためには『着想』と『具体化』のプロセスが必要である。特に『具体化』は十分な知見に基づく決断が必要であり創造開発テクニックでは解決できないのである。基礎知識学習能力に基づく固有技術力が勝負である。また『コスト重視か技術水準重視か』の見極めが大切である。筆者が、本学会加入後、多くの方々からイノベーションを実現するための支援を受けた。技術的課題の解決の切っ掛けは『機能に遡る』『願望を実現』『活動の具体化...
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Published in | 日本創造学会論文誌 Vol. 25; pp. 1 - 47 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本創造学会
2022
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1349-2454 2433-4588 |
DOI | 10.24578/japancreativity.25.0_1 |
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Summary: | 筆者は、過去40年間で350件のプロジェクトで技術的課題解決を行ってきた。その過程でイノベーションを生み出し、企業利益に貢献したこともあった。プロダクトアウトする製品やサービスがイノベーションを起こすためには『着想』と『具体化』のプロセスが必要である。特に『具体化』は十分な知見に基づく決断が必要であり創造開発テクニックでは解決できないのである。基礎知識学習能力に基づく固有技術力が勝負である。また『コスト重視か技術水準重視か』の見極めが大切である。筆者が、本学会加入後、多くの方々からイノベーションを実現するための支援を受けた。技術的課題の解決の切っ掛けは『機能に遡る』『願望を実現』『活動の具体化』『活動の強力推進』『資質の把握』『意思決定の支援』などであった。筆者は、その結果としてツールやマップや考え方を提供してきた。提供した内容について『気づき』から『実施』までの過程をまとめた。 |
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ISSN: | 1349-2454 2433-4588 |
DOI: | 10.24578/japancreativity.25.0_1 |