シャフトキルンの反応帯の解析
従来複雑な要因のため, 主として経験的に運転されてきたシャフトキルンの反応帯について, 定量的な取扱いをするのが, 本報の目的である。例として, セメントシャフトキルフを用いる。 これまで筆者らが報告している燃焼およびセメント原料の熱分解について速度的論なデータおよび本報で導入した簡略化モデルEq.(1)~(6) を用いて, キルンの軸方向の温度および反応率の分布を, 数値計算により求めた。 計算結果を, 実験炉 (300φ×1500mm) の測定結果と比較することにより, 熱伝達係数 (ha) の補正係数λを求め, これをその後の計算に用いた。 このようにして, 温度および反応率分布におよぼ...
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Published in | 化学工学 Vol. 29; no. 2; pp. 101 - 106,a1 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 化学工学会
05.02.1965
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Summary: | 従来複雑な要因のため, 主として経験的に運転されてきたシャフトキルンの反応帯について, 定量的な取扱いをするのが, 本報の目的である。例として, セメントシャフトキルフを用いる。 これまで筆者らが報告している燃焼およびセメント原料の熱分解について速度的論なデータおよび本報で導入した簡略化モデルEq.(1)~(6) を用いて, キルンの軸方向の温度および反応率の分布を, 数値計算により求めた。 計算結果を, 実験炉 (300φ×1500mm) の測定結果と比較することにより, 熱伝達係数 (ha) の補正係数λを求め, これをその後の計算に用いた。 このようにして, 温度および反応率分布におよぼす操作条件の影響を, 筆者らが提案した本方法によりかなり定量的に予測しうることがわかった。 |
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ISSN: | 0375-9253 |
DOI: | 10.1252/kakoronbunshu1953.29.101 |